Git のリポジトリをウェブ上にアップロードして利用できるウェブサービス GitHub で、他者の作成したリポジトリの内容に変更を加えたものを公開するために、他者のリポジトリをフォークして自分のアカウントにリポジトリを作成する手順を紹介します。

※ 2025 年 7 月 31 日現在の情報です。
注意とおことわり
以降で記載している警告は、筆者のミスで発生したものです。Gut (v9.4.0) に問題はありません。サブモジュールを追加しただけでは、現行の開発中のファイルが作業ディレクトリに作成されるために起きたと考えられます。サブモジュールの追加後、バージョンをタグで指定してサブモジュールをチェックアウトすると警告は発生しません。
Gut (v9.4.0) を Git サブモジュールとして追加して、バージョンをタグで指定して、利用する手順については以下の記事を参照してください。
フォークとは
フォークによって、他者のリポジトリの内容を、自身が変更するためのリポジトリを作成できます。
フォークによって作成されたリポジトリは、オリジナルのリポジトリに影響を与えませんが、オリジナルの最新の状態を得たり、フォークしたリポジトリで行った変更をオリジナルのリポジトリに提案できます。
今回は、GodotEngine4 のユニットテストを行う Gut のリポジトリを Git サブモジュールとしてプロジェクト内に配置した際に、 GodotEngine4 のエディタで自動変換された .import ファイルや、警告を解消するために変更した .tscn ファイルの変更をコミットしたリポジトリを他者が利用して、同様の環境を構築するために、 Gut のリポジトリをフォークします。
フォークを使うと、オリジナルのリポジトリ (“上流の” リポジトリとも呼ばれます) に影響を与えることなくプロジェクトを変更できます。 リポジトリをフォークした後は、上流のリポジトリから更新をフェッチしてフォークを最新の状態に保つことができ、pull request を使ってフォークから上流のリポジトリに変更を提案できます。 フォークは、個人用アカウントまたは組織に存在できます。
フォークについて – GitHub Docs
他者のリポジトリをフォークする
GitHub にログインした状態で、フォークしたいリポジトリのサイトに移動します。
※例として GodotEngine4 のユニットテストを行うアセットの GitHub のリポジトリ「bitwes/Gut: Godot Unit Test. Unit testing tool for Godot Game Engine.」をフォークします。

右上の Fork の▼ボタンを押して表示されるリストから「Create a new fork」を選択します。

自分のアカウントに作成するリポジトリの名前・説明文を入力して Create fork ボタンを押します。

フォークしたリポジトリの確認
自分のアカウントに、フォークしたリポジトリが作成されました。
※フォークしたリポジトリは「sakura-crowd/Gut: Git サブモジュールとして Godot4 プロジェクトに配置して利用するために、Godot4 エディタによる警告の解消と自動変換による差分をコミットしたリポジトリです。フォーク元:https://github.com/bitwes/Gut」です。(2025年9月9日現在は削除されています。)

先ほど入力したリポジトリの説明文などは、右上の歯車アイコンのボタンを押すことで変更できます。

まとめ
今回は、Git のリポジトリをウェブ上にアップロードして利用できるウェブサービス GitHub で、他者の作成したリポジトリの内容に変更を加えたものを公開するために、他者のリポジトリをフォークして自分のアカウントにリポジトリを作成する手順を紹介しました。
参照サイト Thank You!
- Git
- GitHub Japan | GitHub
- フォークについて – GitHub Docs
- リポジトリをフォークする – GitHub Docs
- bitwes/Gut: Godot Unit Test. Unit testing tool for Godot Game Engine.
- sakura-crowd/Gut: Git サブモジュールとして Godot4 プロジェクトに配置して利用するために、Godot4 エディタによる警告の解消と自動変換による差分をコミットしたリポジトリです。フォーク元:https://github.com/bitwes/Gut
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