前回は、リダイレクトの設定をサポートする WordPress のプラグイン Redirection のセットアップを行いました。
今回は、Redirection を導入した理由である、パーマリンク構造の変更を行い、自動的に古い形式の URL から新たに設定した形式の URL へリダイレクトが設定されるかについて結果を報告します。
※Redirection プラグインは 5.3.5、Wordpress は 6.1.1 です。
前回の Redirection の設定
Redirection の基本セットアップで、 1 番目の「WordPress の投稿と固定ページのパーマリンクの変更を監視。」にチェックを入れました。
英語では、「If you change the permalink in a post or page then Redirection can automatically create a redirect for you.」とあったので、投稿や固定ページのパーマリンクを変更した際に、自動的にリダイレクトを作ると読めるので、パーマリンク構造を変更すると同時に自動的にリダイレクトが設定されることを期待しています。
パーマリンク構造を変更する
パーマリンク構造の変更は、以前に紹介したように WordPress メニュー[設定]→[パーマリンク] から「パーマリンク設定」のページを開き行います。
※後述しますが、今回はうまくリダイレクトが設定されず、結局パーマリンク構造をもとに戻して対処しています。リダイレクトの設定については次回記載されます。
パーマリンク構造には、
- 基本
- 日付と投稿名(現在選択中)
- 月と投稿名
- 数字ベース
- 投稿名
- カスタム構造
があり、悩みましたが「WordPressのパーマリンク設定で唯一の正解とおすすめが違う理由 | Webサイト制作会社・ホームページ制作会社 | 株式会社296 | 川崎・横浜」を読んで数字ベースにすることにしました。
カスタム構造の「カテゴリ名/投稿名」はまだ始めたばかりでどんなカテゴリ名が良いかわからないし、うまくカテゴライズする自信もないので、数字ベースにしました。
「パーマリンク設定」のページで、変更したい構造のラジオボタンにチェックを入れて、[変更を保存] ボタンを押します。
パーマリンク構造が変更されました。
期待通りならば、WordPress メニュー [ツール]→[Redirection] の [転送ルール] のページの 23 items が増えると思ったのですが変更されませんでした。
先日公開した記事を確認するとパーマリンク構造が日付から数字ベースに変わっています。
記事の PR ツイートの古い URL からアクセスしてもリダイレクトはされず、 404 が表示されました。
このことから、パーマリンク構造を変える前に、変更前の URL を覚えて置き、手動で Redirection に設定する必要があるようです。
パーマリンク構造を戻すと URL も元に戻った!
最初は焦りましたが、パーマリンク構造をもとに戻すことで、元の URL に戻り、 404 も起きなくなりました。
投稿名(%postname%)は記事とともに保存されていたようで以前のパーマリンクが復元できて良かったです。
※「パーマリンク設定」のページは、WordPress メニュー[設定]→[パーマリンク]からアクセスできます。
404 になったときは焦りましたが、パーマリンク構造を元に戻すことで URL も以前と同じになり PR ツイートからの被リンク消失の問題は解消しました。
パーマリンク構造はカスタム構造で表せる
当たり前かもしれませんが、各種パーマリンク構造はカスタム構造でも表せます。
しかも、パーマリンク構造のラジオボタンにチェックするたびに、それに応じたカスタム構造の文字列がカスタム構造の部分に表示されました(「基本」パーマリンク構造だけはなぜか空でした)。
このことから、%postname% や %year% などのパラメータを組み合わせることで、記事ごとの「日付と投稿名」のパーマリンクが作成でき、それをリダイレクトの元 URL に設定し、先の URL には記事の ID を指定することで「手動ではなく一括でリダイレクトできるのではないか?」と思ったので、後日調べようと思います。
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