無料・軽快な 2D / 3D 用のゲームエンジン Godot Engine 4 で、フォントサイズのプロパティをスクリプトで変更する際に必要なプロパティのパスを、エディタのインスペクタードックからコピーして貼り付ける手順と、プロパティのパスの形式と、関数によって指定する範囲が異なる例について例を紹介します。

※ GodotEngine 4.3 を使用しています。.NET 版ではありません。
※スクリプトは自己責任でご使用ください。
プロパティのパスのコピー
インスペクタードックの項目を右クリックして表示されるメニュー「プロパティのパスをコピー」を選択します。

プロパティのパスの貼り付け
クリップボードにプロパティパスがコピーされているので、 Ctrl + V キーでスクリプトに貼り付けてみましょう。

以下がプロパティを指すパスの例です。
パターンがありますが、推測するよりも、「プロパティのパスをコピー」メニューで取得した方が確実です。
theme_override_font_sizes/font_size
プロパティパスの形式
プロパティパスは、セクションやプロパティ名を CamelCase から snake_case 表記に変えて / でつないだパスの形式です。
Theme Overrides の Font Sizes というセクションがある場合 Font Size プロパティの場合、theme_overrides_font_sizes の下に / でつないで font_size とプロパティ名をつけたものがプロパティパスです。

プロパティパスの上位の方を含めるかどうかは、関数によって変わるので注意しましょう。
例えば EditorPlugin クラスの add_theme_font_size_override メンバ関数はすでに override 用の関数のため上位のパスを含めないで font_size だけを指定します。
control.add_theme_font_size_override("font_size", font_size)
まとめ
今回は、無料・軽快な 2D / 3D 用のゲームエンジン Godot Engine 4 で、フォントサイズのプロパティをスクリプトで変更する際に必要なプロパティのパスを、エディタのインスペクタードックからコピーして貼り付ける手順と、プロパティのパスの形式と、関数によって指定する範囲が異なる例について例を紹介しました。
参照サイト Thank You!
- Godot Engine – Free and open source 2D and 3D game engine
- プラグインの作成 — Godot Engine (4.x)の日本語のドキュメント
- EditorPlugin — Godot Engine (4.3)の日本語のドキュメント
- EditorPlugin — Godot Engine (4.3)の日本語のドキュメント #add_tool_menu_item
- EditorPlugin — Godot Engine (4.3)の日本語のドキュメント #remove_tool_menu_item
- Callable — Godot Engine (4.3)の日本語のドキュメント
- EditorContextMenuPlugin — Godot Engine (4.x)の日本語のドキュメント
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