ゲーム制作などができる Unity で設定できる Skybox は、広大に広がる世界に見せるため、画面全体を覆うラッパーです。
参照:スカイボックス – Unity マニュアル
![Unity Skybox を変更したシーンの例](https://compota-soft.work/wp1/wp-content/uploads/2024/01/Unity-Skybox-を変更したシーンの例.png)
今回は、Unity Asset Store から無料の Skybox をダウンロード・インポートして、それを Unity プロジェクトのシーンに遠景として表示する設定の手順を紹介します。
※ Unity のバージョンは 2022.3.15f1 です。
3D シーンの準備
アセットストアで無料の Skybox を入手する前に、 Unity Hub で 3D を選択して Unity プロジェクトを作成しましょう。
![Unity 3D のプロジェクトを Unity Hub で作成して Unity エディタで開きます.](https://compota-soft.work/wp1/wp-content/uploads/2024/01/Unity-3D-のプロジェクトを-Unity-Hub-で作成して-Unity-エディタで開きます-1024x483.png)
空っぽのシーンではない場合は、メインメニュー「File」→「New Scene」を選択します。
![Unity メインメニュー File > New Scene で新しいシーンを作成します.](https://compota-soft.work/wp1/wp-content/uploads/2024/01/Unity-メインメニュー-File->-New-Scene-で新しいシーンを作成します.png)
3D template で作られたプロジェクトの場合、 Basic (Built-in) で空っぽの 3D のシーンを作成できます。
※シーンには既定の Skybox が設定されています。
![Unity 3D を UnityHub で選択して新規プロジェクトを作成した後、空の 3D シーンを作成します.](https://compota-soft.work/wp1/wp-content/uploads/2024/01/Unity-3D-を-UnityHub-で選択して新規プロジェクトを作成した後、空の-3D-シーンを作成します.png)
アセットストアで無料の Skybox を入手
Unity エディタで 3D シーンを新規作成したら、アセットストアで Skybox を入手しましょう。
Unity Asset Store でキーワード「Skybox」価格帯を無料に設定して検索すると、複数の無料の Skybox がリストアップされます。
今回は、その中から「Starfield Skybox」を選びました。
無料 Skybox のページで価格が FREE であることを確認して「Add to My Assets」ボタンを押します。
![Unity AssetStore で無料の Skybox を入手します.](https://compota-soft.work/wp1/wp-content/uploads/2024/01/Unity-AssetStore-で無料の-Skybox-を入手します.png)
規約に同意する場合は Accept ボタンを押して Skybox アセットを入手します。
![Unity AssetStore 規約に同意して Accept ボタンを押すと無料アセットを入手できます.](https://compota-soft.work/wp1/wp-content/uploads/2024/01/Unity-AssetStore-規約に同意して-Accept-ボタンを押すと無料アセットを入手できます.png)
入手するとダイアログが表示されます。
前述のとおり Unity エディタを開いた状態で「Open in Unity」ボタンを押します。
※すでに入手済みのアセットの場合はアセットのページ内の「Open in Unity」ボタンを押してください。
![Unity AssetStore Unity エディタで 3D のシーンを開いた状態で、無料アセット入手後に表示されるダイアログで Open in Unity を押します.](https://compota-soft.work/wp1/wp-content/uploads/2024/01/Unity-AssetStore-Unity-エディタで-3D-のシーンを開いた状態で、無料アセット入手後に表示されるダイアログで-Open-in-Unity-を押します-1024x93.png)
「Unity Editor を開きますか?」というタイトルのダイアログが表示されたら「Unity Editor を開く」ボタンを押します。
※「常に関連付けられたアプリで開く」チェックボックスのチェックをつける必要はありません。
![Unity AssetStore Open in Unity を押した後に表示されるダイアログで Unity Editor を開くボタンを押します..](https://compota-soft.work/wp1/wp-content/uploads/2024/01/Unity-AssetStore-Open-in-Unity-を押した後に表示されるダイアログで-Unity-Editor-を開くボタンを押します.png)
Skybox アセットのインポート
Unity エディタの Package Manager ウィンドウが開かれるので、入手したアセットのページが開いていることを確認して Download ボタンを押してダウンロードします。
※ Package Manager ウィンドウは、メインメニュー「Window」→「PackageManager」から開くことが出来ます。
![Unity 無料のSkyboxのアセットを Package Manager ウィンドウの Download ボタンを押してダウンロードします.](https://compota-soft.work/wp1/wp-content/uploads/2024/01/Unity-無料のSkyboxのアセットを-Package-Manager-ウィンドウの-Download-ボタンを押してダウンロードします.png)
Skybox アセットのダウンロードが完了したら Import ボタンを押します。
![Unity 無料のSkyboxのアセットをダウンロードした後で Import ボタンを押します..](https://compota-soft.work/wp1/wp-content/uploads/2024/01/Unity-無料のSkyboxのアセットをダウンロードした後で-Import-ボタンを押します.png)
Import Unity Package ダイアログが表示されたら、Import ボタンを押します。
※既定の全ての要素にチェックがされている状態で Import してください。
![Unity 無料の Skybox の Import Unity Package ダイアログが表示されたら Import ボタンを押します.](https://compota-soft.work/wp1/wp-content/uploads/2024/01/Unity-無料の-Skybox-の-Import-Unity-Package-ダイアログが表示されたら-Import-ボタンを押します.png)
インポート後、Project ウィンドウを見るとアセット名のフォルダが作成されています。
そのフォルダ内には Skybox.mat がありました。
※アセットによって内容は異なります。
![Unity 無料の Skybox が Unity プロジェクトにインポートされました.](https://compota-soft.work/wp1/wp-content/uploads/2024/01/Unity-無料の-Skybox-が-Unity-プロジェクトにインポートされました.png)
Skybox をシーンに設定
Skybox アセットを Unity プロジェクトにインポートしたら、現在のシーンに表示するための設定を行います。
まずは、正常にカメラが Skybox を遠景として表示するように、シーンの最初から存在する Main Camera ゲームオブジェクトを Hierarchy ウィンドウで選択してから Inspector ウィンドウで Camera コンポーネントを表示して Clear Flags プロパティの値が Skybox であることを確認してください。
![Unity シーンの MainCamera の Camera コンポーネントの Clear Flags が Skybox であることを確認します.](https://compota-soft.work/wp1/wp-content/uploads/2024/01/Unity-シーンの-MainCamera-の-Camera-コンポーネントの-Clear-Flags-が-Skybox-であることを確認します.png)
Skybox を設定する Lightning ウィンドウを表示します。
Lightning ウィンドウは、メインメニュー「Window」→「Rendering」→「Lightning」で表示できます。
![Unity メインメニューで Window>Rendering>Lightning を選択します.](https://compota-soft.work/wp1/wp-content/uploads/2024/01/Unity-メインメニューで-Window>Rendering>Lightning-を選択します.png)
Lightning ウィンドウの Environment タブを選択します。
Environment セクションの Skybox Material プロパティに先ほどの Skybox.mat をドラッグ&ドロップで設定します。
![Unity Lightning ウィンドウの Environment タブの Skybox Material に先ほどの Skybox.mat をD&Dで設定します。png](https://compota-soft.work/wp1/wp-content/uploads/2024/01/Unity-Lightning-ウィンドウの-Environment-タブの-Skybox-Material-に先ほどの-Skybox.mat-をDDで設定します。png.png)
Scene ウィンドウや Game ウィンドウに設定した Skybox の遠景が表示されました。
![Unity Skybox がデフォルトからダウンロードしたアセットの遠景に変わりました.](https://compota-soft.work/wp1/wp-content/uploads/2024/01/Unity-Skybox-がデフォルトからダウンロードしたアセットの遠景に変わりました.png)
まとめ
今回は、Unity Asset Store から無料の Skybox をダウンロード・インポートして、それを Unity プロジェクトのシーンに遠景として表示する設定の手順を紹介しました。
Lightning ウィンドウで簡単にデフォルトの Skybox から別の Skybox に変更できることや、 Camera コンポーネントの設定の確認についても紹介しました。
参照サイト Thank You!
- Unity のリアルタイム開発プラットフォーム | 2D/3D、VR/AR エンジン
- Unity アセットストア – ゲーム制作のための最高のアセット
- スカイボックス – Unity マニュアル
- Starfield Skybox | 2D Sky | Unity Asset Store
- UnityでSkyboxを設定する方法
記事一覧 → Compota-Soft-Press
コメント