オープンソースの無料のグラフ視覚化ソフトウェア Graphviz の dot コマンドを使用して、 DOT 言語で記述したテキストファイルからグラフ画像を生成する例を紹介します。
Graphviz は、ドキュメント生成ツール Doxygen でグラフ画像を作成する際にも利用されます。
※ Graphviz 12.1.1 を使用します。
Graphviz のインストール
Graphviz のインストールについては以下の記事を参照してください。
テキストエディタで dot ファイルを作成
公式サイト「Command Line | Graphviz」の dot ファイルをサンプルとして使います。
digraph { a -> b}
この1行の DOT 言語のテキストを input.dot ファイルとして C:\tmp フォルダに保存します。
※保存場所は他の場所でも構いません。
dot コマンドで dot ファイルからグラフ画像ファイルを生成
コマンドプロンプトを起動して cd コマンドで input.dot のある場所に移動します。
※コマンドプロンプトを開くには、デスクトップ下側の検索ボックスで cmd と入力後、検索結果からコマンドプロンプトを選択して「開く」を選択します。
以下のコマンドを入力して Enter キーを押しましょう。
このコマンドは、 > によって前半と後半に分かれています。
前半は、input.dot テキストファイルからグラフ画像を svg 形式で生成する dot コマンドです。
後半は、その dot コマンドで生成した画像をリダイレクトを使用して output.svg というファイルに出力させます。
dot -Tsvg input.dot > output.svg
コマンドが成功すると、input.dot ファイルのあるフォルダに output.svg ファイルが作成されます。
InkScape などで svg ファイルを開くと、「digraph { a -> b}」に対応したグラフ画像が確認できます。
InkScape のインストールについては以下の記事を参照してください。
まとめ
今回は、オープンソースの無料のグラフ視覚化ソフトウェア Graphviz の dot コマンドを使用して、 DOT 言語で記述したテキストファイルからグラフ画像を生成する例を紹介しました。
Graphviz は、ドキュメント生成ツール Doxygen でグラフ画像を作成する際にも利用されます。
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