テキストエディターのように手軽に音符を編集することができる、ユニークで初心者にも使いやすい無料の作曲ソフト「ソング頼太」の「鼻歌の鉄人」機能で、マイクで録音した鼻歌から楽譜を自動作成(採譜)する手順を紹介します。
録音する前に、音声認識の調整についても行います。
※ソング頼太 Ver 6.2.0.1 を使用しています。
ダウンロードと起動
ソング頼太のダウンロードと起動については以下の記事を参照してください。
新規作成
ソング頼太を起動したらリズムやメロディを楽譜で記録する srt データ(ソング頼太独自形式)を新規作成します。
新規作成を選択すると「プロパティー」ダイアログが表示されるので作成する srt について設定します。
「ファイル種別」は、メロディを選択します。
「テンポ」に、メロディーのテンポを設定します。
「対象音源と使用する楽器」では、音源を選択して、右側の「参照」ボタンを押します。
分類から楽器の種類を選択して、右側に表示された具体的な楽器を選択します。
「テスト演奏」セクションの Play ボタンで楽器の音を再生できます。
楽器の選択が済んだら OK ボタンで閉じます。
「譜面の表示」では、拍子などを選択できます。
プロパティーの全ての選択が済んだら、「プロパティー」ダイアログの OK ボタンで srt を新規作成します。
srt メロディーの楽譜を編集する「Untiltled – 楽器名」のウィンドウが表示されました。
「鼻歌の鉄人」機能の起動
srt メロディを新規作成したら、次に「鼻歌の鉄人」で鼻歌から楽譜を作ってみましょう。
ツールバーのマイクの形をした「鼻歌の鉄人」ボタンを押します。
音声認識の調整
マイクで録音する前に、下側のツールバーの左側の「音声認識の調整」ボタンを押して、試してみました。
「ソング頼太 – 音声認識の設定」ダイアログの Rec ボタンを押した後に、マイクで短く鼻歌を録音すると波形が表示されました。
たぶん、これで認識が向上したと思うので OK ボタンで閉じます。
鼻歌から楽譜を作成
「鼻歌の鉄人」を起動した状態で、下側のツールバーのマイクの形をした「録音開始」ボタンを押したら、マイクで鼻歌を「ふーんふーんふーん(さーくーらー)」と入力しました。
そうすると、まだ停止する前から一部の音が認識されて採譜されます。
#すごい!
■マークの録音停止のボタンを押すと、録音が終わり、すべての採譜の結果が画面に表示されます。
再生マークのボタンで、採譜した楽譜に合わせて楽器による演奏が行われます。
以下は、鼻歌をマイクで録音して自動的に採譜された楽譜を、さきほど選択した楽器で奏でて確認している動画です。
オリジナルソングでは、確認しづらいので、「さくらさくら」の最初の3音(さーくーらー)の部分を作ります。
正確な採譜はできませんでしたが、3つの音を認識して採譜してくれたので、何もないところから作るよりも楽になりました。
#筆者が音痴なだけかも。。。
リトライしたい場合は、停止した後に再び録音開始のボタンを押しましょう。
mp4
「鼻歌の鉄人」を使うことで、楽譜の書き方がわからなくても、鼻歌で楽譜を作ることができました。
正確な音色ではありませんが、音の間隔は結構正確だったので、これをもとに調整すれば、一から作るよりも簡単に作曲ができそうです。
まとめ
今回は、テキストエディターのように手軽に音符を編集することができる、ユニークで初心者にも使いやすい無料の作曲ソフト「ソング頼太」の「鼻歌の鉄人」機能で、マイクで録音した鼻歌から楽譜を自動作成(採譜)する手順を紹介しました。
録音する前に、音声認識の調整についても行いました。
次回は、鼻歌から採譜したデータを、新規作成したメロディーの楽譜に転送して、 srt 形式で保存します。
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