「アドセンス狩り」とは?その対策プラグインの導入手順と注意事項

前回、WordPress プラグイン「Site Kit by Google」を利用して、 Google アドセンスの自動広告をサイトのページに表示できるようになりました。
前回の記事:「WordPressプラグインSiteKitbyGoogleで広告を設置(2) | Compota-Soft-Press

そこで広告について調べていると「アドセンス狩り」という物騒な言葉を知りました。
今回は「アドセンス狩り」のひとつの対策例について紹介します。

「アドセンス狩り」とは

「アドセンス狩り」とは、他人のサイトのアドセンス広告を短時間で複数回クリックすることで、そのサイトのアドセンスアカウントを停止させたり、ひどい場合には永久凍結させる他者からの悪質な行為です。
参照:AdSense プログラム ポリシー – Google AdSense ヘルプ

プラグイン「AdSense Invalid Click Protector」

「アドセンス狩り」の予防のためのプラグイン「AdSense Invalid Click Protector」をインストール・有効化・設定します。

プラグイン公式からの注意事項

プラグイン公式サイトの引用と Google 翻訳結果です。

Important Note About Touch Screen Support: This plugin doesn’t work on mobile devices such as smartphones and tablets, because this hardware uses a touchscreen instead of a mouse as click input. This design makes the boundary monitoring trick ineffective.

タッチ スクリーンのサポートに関する重要な注意事項: このプラグインは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル デバイスでは動作しません。このハードウェアはクリック入力としてマウスではなくタッチスクリーンを使用するためです。この設計により、境界監視のトリックが無効になります。

Important Note: From v1.1.0 this plugin will only work with AdSense ad code or any ad code that shows iframe based ads. Normal affiliate ad codes will be tracked anymore. If you want to track affiliate ad codes like <a href="http://example.com"><img src="/some.jpg" /></a>, please use v1.0.6 of this plugin. v1.1.0+ code will not work that way. To know why I had to do this, check the FAQ section.

重要な注意: v1.1.0 以降、このプラグインは AdSense 広告コードまたは iframe ベースの広告を表示する広告コードでのみ機能します。通常のアフィリエイト広告コードは追跡されなくなります。 <a href="http://example.com"><img src="/some.jpg" /></a> のようなアフィリエイト広告コードを追跡する場合は、このプラグインの v1.0.6 を使用してください。 v1.1.0+ コードはそのようには機能しません。なぜこれをしなければならなかったのかを知るには、FAQ セクションをチェックしてください。

Important Note: This plugin uses the free API version of IP-API.com which allows 150 req/min. If you have a high traffic website, this 150 requests per minute will not be enough for you and you may see 503 Error on your site due to free API restrictions. If you have a high traffic website which may generate more than 150 requests per minute, I will recommend you to grab the PRO Version of IP-API and enter your Pro API key in the General Settings page of this plugin.

重要な注意: このプラグインは、IP-API.com の無料 API バージョンを使用し、150 リクエスト/分を許可します。トラフィックの多い Web サイトをお持ちの場合、この 1 分あたり 150 リクエストでは十分ではなく、無料 API の制限により、サイトに 503 エラーが表示される場合があります。 1 分間に 150 を超えるリクエストを生成するトラフィックの多い Web サイトをお持ちの場合は、IP-API の PRO バージョンを取得し、このプラグインの [一般設定] ページに Pro API キーを入力することをお勧めします。
Ad Invalid Click Protector (AICP) – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語 – https://ja.wordpress.org/plugins/ad-invalid-click-protector/
  • スマートフォンやタブレットでは効果がない。
  • v1.1.0 以降は Google アドセンス広告または iframe ベースの広告以外は効果がない。
  • このプラグインでは IP-API.com の無料 API を使用しているので、1 分あたり 150 以上のリクエストで 503 エラーがサイトに表示される。
    その場合は PRO バージョンを取得し設定することを推奨する。

と、注意書きがあります。
しかし、万能ではないにしろ、有効で、多くのユーザ (30,000+) が利用していることに変わりはありません。

インストール・有効化

WordPress メニュー「プラグイン」→「新規追加」で「プラグインを追加」ページを表示します。
右上の検索ボックスで「AdSense Invalid Click Protector」と入力し検索しましょう。
検索結果に「Ad Invalid Click Protecotr (AICP) 」が表示されるので、その枠内の「今すぐインストール」ボタンを押します。
※以前は AdSense Invalid Click Protector という名称だったようですが、最初のスペルが Ad に短縮されたようです。

WordPress プラグイン「AdSense Invalid Click Protector(AICP)」をプラグインを追加ページで検索、インストールします.

インストールが済んだら「有効化」ボタンを押します。

WordPress プラグイン「AdSense Invalid Click Protector(AICP)」を有効化します.

有効化されると「プラグイン」ページに移り、インストールされたという英文と、「プラグインを有効化しました。」とメッセージが表示されます。

WordPress プラグイン「AdSense Invalid Click Protector(AICP)」をインストール&有効化しました.

アドセンス狩りの判定とペナルティについての設定

筆者は、特に設定を変更しませんでしたが、何回のクリックを何時間以内に行ったら何日間非表示にするかという不正クリックの条件とペナルティについて設定できます。
設定したい場合は WordPress メニュー「AdSense Invalid Click Protector」→「General Settings」を選択しましょう。

WordPress プラグイン「AdSense Invalid Click Protector(AICP)」で不正クリック防止のパラメータを設定できます..

国ごとにブロックすることもできるようです。
設定を変更したら、下側にある「変更を保存」ボタンを押しましょう。

WordPress プラグイン「AdSense Invalid Click Protector(AICP)」の設定を変更したら、下の保存ボタンを押しましょう.

IP-API Pro Key の項目について

IP-API Pro Key に関しては、前述したプラグイン公式の注意事項のとおり、1分間に 150 回以上のリクエストがあると 503 エラーになってしまいます。
そうなってしまって困っているサイト、アクセスが頻繁でそうなる可能性が高いサイトは、IP-API.com の無料の API キーではなく PRO バージョンの IP-API Pro Key を取得し設定しましょう。

今回はここまで

今回は、「アドセンス狩り」という悪質な他者からの不正クリックにより、自身の Google アドセンスのアカウントが凍結させられにくくする対策として WordPress プラグイン「AdSense Invalid Click Protector」のインストール・有効化、設定、注意事項について紹介しました。

実はこのプラグインはインストールしただけでは効果を発揮しません。
次回は、このプラグインを利用したアドセンス狩り対策済みの広告の配置方法について紹介していきます。

参照サイト Thank You!

記事一覧 → Compota-Soft-Press

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