自身のサイトのアドセンス広告クリック禁止!その対策例

Google アドセンスの規約で、アドセンスの広告をパブリッシャー(広告を表示しているサイトの運営者など)が自身でクリックする自己クリックは禁止されています。

無効なクリックとインプレッション

パブリッシャー様がご自身の広告をクリックしたり、手動または他の方法で表示回数クリック数を作為的に増やしたりすることは禁止されています。

AdSense プログラム ポリシー – Google AdSense ヘルプ https://support.google.com/adsense/answer/48182?hl=ja

「注意すればよいだけ」と思うかもしれませんが、ついうっかりクリックしてしまうことは十分考えられます。
運悪く、それを度々繰り返してしまうと、アドセンスのアカウント停止などのリスクがあります。

今回はウェブブラウザの拡張機能を使って自己クリックのミスを減らすための対策を紹介します。

AdBlock 拡張機能とは

AdBlock は、バナーなどを非表示にするウェブブラウザの拡張機能です。
Chrome や FireFox 向けに無料で提供されています。

筆者は Chrome に AdBlock 拡張機能を追加しました。

AdBlock — 最高峰の広告ブロッカー – Chrome ウェブストア」に Chrome でアクセスし、右上の 「Chrome に追加」ボタンをクリックします。

AdBlock Chrome 版をウェブストアからインストールします

ダイアログが表示されるので、「拡張機能を追加」ボタンを押します。

AdBlock 拡張機能を追加ボタンを押します.

AdBlock 拡張機能が Chrome に追加されました。

AdBlock Chrome に追加されました.

AdBlock を入れたのに広告が消えないときの対処

AdBlock 拡張機能を入れたあと、試しに自身のサイトのトップページを見てみると、広告が表示されていて、 AdBlock が機能していないようです。

Google アドセンスの自動広告が表示されている自身のサイトのトップページ

下位のページも同様に広告が表示されていて、 AdBlock を入れる前と変わっていません。

Google アドセンスの自動広告が表示されている自身のサイトの下位のページ

いろいろ詳細の設定を見てみた結果、 AdBlock が非表示にする対象のフィルターリストを設定する必要があるようで、それを設定すると広告が非表示になりました。

AdBlock の詳細は、Chrome メニュー「その他のツール」→「拡張機能」で拡張機能の一覧を表示させ、 AdBlock の枠内の「詳細」ボタンを押して確認できます。

AdBlock 拡張機能の枠内の詳細ボタンを押します.

ページが開かれるので、「拡張機能のオプション」を選択します。

AdBlock 詳細の拡張機能のオプションを選択します.

新しいタブに AdBlock のオプションのページが表示されました。
左側の「フィルタリスト」を選択しましょう。
拡張機能を追加した直後は、広告ブロックフィルタリストのリストが全てチェックされていない状態だったので、試しに EasyList をチェックしました。
すぐに EasyList が有効になり、そのフィルターリストのアップデートが行われました。

AdBlock の拡張機能のオプション、フィルタリストのページで、EasyList にチェックをいれました.

その後、再び自身のサイトのトップページを確認すると、さきほど表示されていた広告が全て非表示になりました。
これで、規約違反の自己クリックを誤って行うリスクが減りました。

自身のサイトだけ広告を非表示にする

AdBlock により広告が非表示になりましたが、自己クリックとは関係ない他のサイトにも影響が出るので、自身のサイトだけ広告を非表示にするように設定します。

さきほどの AdBlock 拡張機能のオプションのページの、フィルタリストの下にある「カスタマイズ」を選択します。
「このドメインを覗いてどこでも広告を表示」という項目を右側のボタンで開き、形式のサンプルの通りに、自身のサイトのルートディレクトリを入力します。

https://compota-soft.work/ の場合、 compota-soft.work を入力し、 OK ボタンを押しました。
そうすると、下側のテキストボックスに「@@*$document,domain=~compota-soft.work」と追加されました。

この設定を削除したい場合は、「編集」ボタンを押して、下側のテキストボックスに追加された全文を削除します。
※動作しなくなる可能性もあるので、念のためテキストボックスの内容を保存してから編集を完了してください。

AdBlock オプションのカスタマイズのページで、このドメインを覗いでどこでも広告を表示する設定に自身のサイトを入力します.

その後、Youtube を試しに開いてみると、AdBlock は有効ですが、広告が表示されていました。
※自身のサイトについてはトップページや下位のページを、この設定の後、更新しても広告は表示されず自己クリックのリスクが減りました。

AdBlock 指定したサイト以外は広告を表示する設定をしたあと、他サイトを見ると広告が表示されています.

AdBlock の機能を限定して使うことで、自己クリックを避けたい自身のサイトのみ広告を非表示にし、他のサイトの閲覧には影響しないようにできました。

まとめ

今回は、Google AdSense の規約違反の一つである自己クリックについて紹介し、それを予防するための方法としてウェブブラウザの拡張機能 AdBlock で広告を非表示にする方法を紹介しました。
AdBlock 拡張機能を追加した直後は、フィルターリストが全て無効のため広告が非表示にされないこととその対策も説明しました。
また、自己クリックを防ぐため自身のサイトのみ広告を非表示にして、他サイトでは広告を非表示にしない設定についても紹介しました。

参照サイト Thank You!

記事一覧 → Compota-Soft-Press

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