GodotEngine4 プロジェクトの新規作成とレンダラーの選択

今回は、2D / 3D ゲームを作成できるオープンソースの軽快なゲームエンジン「Godot Engine 4」で新規プロジェクトを作成する手順と、そこで選択できる Renderer や Git について紹介します。
※ Godot Engine のバージョンは 4.1.2 .NET です。

GodotEngine 公式サイトの一部

新規プロジェクトの名前とフォルダパスの選択

Godot Engine 4 のプロジェクトマネージャー (Godot_v4.1.2-stable_mono_win64.exe) を起動します。

  1. 画面右上の「新規プロジェクト」ボタンを押すと「新規プロジェクトを作成」ダイアログが表示されます。
  2. 「新規プロジェクトを作成」ダイアログのプロジェクト名に、プロジェクト名を入力します。
  3. プロジェクトパスの右側の「参照」ボタンからプロジェクトを保存するフォルダパスを選択します。
  4. プロジェクト名の右側の「フォルダーを作成」ボタンを押すとプロジェクトパスにプロジェクト名のサブフォルダを追加できます。
GodotEngine4 ローカルのプロジェクトタブで新規プロジェクトボタンを押してダイアログを表示してプロジェクト名やパスを設定します.

レンダラー (Renderer) の選択

3 種類のレンダラーの選択肢ごとの説明文です。
アプリを実行させる環境や求める描画処理能力に応じて選べます。

Forward+

  • 対応プラットフォームはデスクトップのみ。
  • 先進的な3Dグラフィックスがあります。
  • 大きな複雑なシーンに拡張できます。
  • RenderingDevice バックエンドを使用します。
  • 単純なシーンはレンダリング速度が遅い。

モバイル

  • デスクトップ + モバイルプラットフォームをサポートします。
  • あまり進んでいない 3D グラフィックス。
  • 複雑なシーンに対する拡張性が低い。
  • RenderingDeviceバックエンドを使用します。
  • 単純なシーンはレンダリング速度が速い。

互換性

  • デスクトップ、モバイル + ネットワークプラットフォームをサポートします。
  • 最先端ではない 3D グラフィックス(現在進行中の作業)。
  • ローエンド / 古いデバイス向け。
  • OpenGL 3 バックエンド(OpenGL 3.3/ES 3.0/WebGL 2)を使用します。
  • 単純なシーンのレンダリング速度が最も早い。

レンダラーは後で変更できますが、シーンの調整が必要となる場合があります。

GodotEngine4 プロジェクトマネージャー「新規プロジェクトを作成」ダイアログの一部の抜粋 見出し・太字修飾済み。

Forward+レンダラー は最先端で高速な描画処理が期待できますがデスクトップでのみ使用可能なレンダラーのようです。
モバイルレンダラーはデスクトップとモバイル環境に対応していますが、描画処理は Forward+ より遅いのかもしれません。
互換性レンダラーは、OpenGL 3.3 など GodotEngine4 で作成したアプリの実行環境の最低条件(Minimal) の描画機能を利用します。デスクトップとモバイルの他にネットワークプラットフォーム、おそらく WebGL 2 と書いてあることからブラウザでの動作も期待できそうです。

筆者は、2D の描画をメインに、ブラウザでも動作させてみたいので、互換性レンダラーを選びます。

ダイアログにも書いてある通り、シーンの調整が必要になるかもしれませんが、レンダラーの設定自体はあとで変更可能です。

バージョン管理メタデータ Git の選択

バージョン管理メタデータは Git と None が選べます。
バージョン管理を試してみたいので Git を選択して「作成して編集」ボタンを押します。
※バージョン管理メタデータは後でメニューから設定できます。

GodotEngine4 互換性レンダラーで Git 有りでプロジェクトを作成します

プロジェクトの作成例とバージョン管理

プロジェクトが作成されてエディタ―が開きまました。
2D のゲームを作りたい場合は、 3D から 2D に画面中央上の選択肢を切り替えます。

GodotEngine4エディターで新規プロジェクトを開いたら 3D から 2D に切り替えます..

関連記事

Godot Engine 4 の導入からサンプルのプロジェクトの実行までの手順は、以下の記事を参照してください。

まとめ

今回は、2D / 3D ゲームを作成できるオープンソースの軽快なゲームエンジン「Godot Engine 4」で新規プロジェクトを作成する手順と、そこで選択できる 3 種類の Renderer 「Forward+」「モバイル」「互換性」がそれぞれサポートする実行環境や描画処理能力について紹介しました。

参照サイト Thank You!

記事一覧 → Compota-Soft-Press

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